受験にあたり >> 心構え@
受験にあたり
松本看護専門学校の先生が、入試当日に受験者全員に「入試合格後、せっかく入学しても5月頃や卒業までに辞めてしまう生徒がいます。辞めてしまうことは、この倍率の中選ばれた人しか入れない状況の中で、他の入学して看護師になりたかった人の希望を消してしまうものであるから、慎重にしっかりと貫き通す気持ちを固めて臨んでください」とおっしゃっていました。
どこの学校でも同じことをオープンキャンパスの際に聞くことがあります。
ただ何となくとか、親に勧められたから、看護師になれば待遇がいいからという軽い気持ちではなく、自分自身がしっかりと覚悟を定め「何があっても人のために尽くしていく」まず他のために行っていく姿が後に自分自身の向上につながり、人間性を豊かにしていくのではないかと思います。
本講座でも本当になりたいと思う人のために必要なアドバイスをしてあげることが合格につながり、その後看護師になり努めていく中に、患者さんに寄り添うことで多くの人の力になってあげることができる人を育てることが重要であると考えていますので、この点を、受講者・指導者が忘れないように常に初心に返り取り組んでいきたいと考えています。
人格の向上に努める
面接試験で時に不意な質問を受験者にぶつけて動揺させたりする圧迫面接をする学校もあります。
そこで受験者の日頃の言動や行動が出たりして、冷静に判断できるか試されます。
まず、看護師は元気で明るくなければいけません。病を患い通院されたり入院されている方は決して快方というわけではなく、肉体的に苦痛があると精神的にも不安を通常の方よりも多く抱えている場合が多いと思います。
そんなときに身近で看護してくれる看護師や医療従事者が暗い感じや機械的に扱ったり、心に突き刺さるような言動や行動をしたらどうなるでしょうか。
もし逆の立場で考えてみたらどうでしょうか。
より患者さんを不安にさせたり、治療のために我慢しなければいけない痛い注射や治療を受ける際により不安が増してくる可能性があるのではないでしょうか。
一人ひとりの方とできる限り明るく豊かなコミュニケーションを図り、きめ細かい看護やお世話を実践するために、まずは今から自分自身を鍛えていくことが大切ではないでしょうか。
このことが面接試験や校内で先生や他の方とすれ違う際でも現われてくると思いますので日頃から思いやりの心や感謝を忘れずに明るく元気に、そして前向きに取り組んでいくことが大切です。